レパートリーマッチングの会員でクラリネット奏者の野崎由佳さんがオンラインレッスンについてプログ記事を書かれていらっしゃったので、許可を得て転載いたします。是非ご覧ください。
【PCとの戦い】オンラインレッスンを終えて。
2020年05月05日
テーマ:生活のこと。
見に来て下さりありがとうございます😊
クラリネットの野崎由佳です。
新生活が始まり、あっという間に1ヶ月が経ちました。
「目まぐるしいスピードで...」とはまさにこの事かと実感しております(笑)
今年の4月は、コロナの影響で春を感じられるような場所には行けなかったですが、来年こそはちゃんと春を楽しめるように!今は我慢の時だなと感じています🌸
さて今回は、就職活動をしていた時のことを記事にしよう!と考えていたのですが、
最近、オンラインレッスンを開始したので、今のうちに感じたこと等を書こうと思います🎼
まず、オンラインレッスンはやる前から、賛否両論聞いていたので不安も大きかったです...
でも、やってみると良い点をたくさん発見しました☺️
何よりも、ひとり黙々と練習することに疲れてしまっていた生徒さんが、「オンラインレッスンでも、楽しくて充実したレッスンでした」と喜んで下さったのが嬉しかったです✨
(先生・生徒の両方が)対面レッスンへの姿勢と変わることなく、加えて、
「学びたいこと」「教えたいこと」がお互い明確になっていれば、問題なく進むのだなと感じました...!
他にも、私が感じた「良かった点」と「問題点」を書いておこうと思います💡
良かった点
🔸全国各地どこでもレッスンを行える
🔸時間や仕事の都合を合わせやすい(回数も増やせる!)
🔸距離があるからこそ気が付くことがある
🔸「考え」や「気持ち」を、分かりやすい言葉で伝える力が身に着く
問題点
🔹PCや通信環境がそもそも無い方には難しい
🔹音を出せる場所・時間が無い、限られている方もいる
🔹(使用機器によって)コミュニケーションに時差が生まれる
🔹生の音色を聴けない
etc..
良い点もあれば、もちろん問題点も...。
何事も一筋縄ではいかないですね💦
中でも「生の音色を聴けない」ということが
オンラインレッスンを行う上で最大の壁でしょうか😭
上3つの問題点は、あの手この手を使って、どうにか解決することができるかもしれませんが、「生の音色を聴くこと」は、いくら性能の良い高級な機材を使用したとしても、完全に再現することは不可能です!!!!!😂
オンラインは、
「便利ではあるけれど、万能ではない」
ということを、決して忘れてはいけないなと思いました。
この状況が落ち着いた後の対面レッスンまで見据えて
「今、何を伝えるか」を考えて行えば、もっと充実した時間にできますよね✨
私の中では、今できるベストな方法が「オンラインレッスン」であることには違いないので、今後も色々な点に気を配りながらレッスンを進めていけるように頑張ります💪
また、この期間に少し違う視点から考えたことがあります。
それは、【アフターコロナ時代】で
「生音の価値はどうなるのか?」ということです。
現在は、コンサートが軒並み中止になり、音楽家が音楽を届けるためには、オンラインという選択肢を選ぶしかない状況にありますよね。
外出自粛要請が出てから、「何かできることはないか」という思いから、配信を始めた方々も多いように感じます。
実際、YouTubeやTikTok、17Liveなど、今は動画配信サービスも豊富にあり、投稿者はより簡単に配信、視聴者は画面越しでも一流アーティストの音楽・演奏を楽しめるようになってきていますよね。しかも、その多くが無償で...!👀
...あれ?
となってくると、【アフターコロナ時代】に突入した時、「なーんだ、お家でも十分だ!」という方も少なからず出てくるのではないのか...?(あくまでも主観ですが笑)
こうなることも想定して、環境に適応しながら、自分にできることや働き方を考えていかないといけないなと思っています。
ただ!
やはり生で演奏を聴いた時の鳥肌が立つあの感じとか、会場が一体となる瞬間とか、「生でしか得られないもの」はちゃんと守っていきたいとも、もちろん思うのです😭
だからこそ、今は音楽を仕事とする上で「環境に適応していくこと」だけではなくて、
「生物である音楽を守っていくために何ができるのか」
の両方を考えないといけない時期なのだろうと感じています。
専門分野に限らず、これから先の長い時間を考えて、今できることに取り組んでいこうと思います🌼
あれ!今回のブログ長い...最後まで見てくださった方、本当に本当にありがとうございました😭
お身体には気をつけてお過ごしください🍀
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